JMATニュースレター第8号
一昨日、JMATニュースレター第8号が発行されました。同号では、平成24年から平成26年までに理事官が立件した乗揚海難について、特集されています。
その概要は、次のとおりでした。
・平成24年から平成26年までに理事官が立件した
海難・・・3,090件
衝突・・・812件(1番多い)
乗揚海難・・・596件(衝突の次に多い(この傾向は近年変化がないとのこと))
・乗揚海難596件に関係した船舶628隻のうち
<船種別>
漁船・・・172隻(27.4%)
プレジャーボート・・・169隻(26.9%)
貨物船・・・117隻(18.6%)
※漁船とプレジャーボートだけで乗揚海難の5割強を占めています。
<トン数別>
20トン未満の小型船舶・・・358隻
※小型船舶だけで乗揚海難の57.0%を占めています。
特に目立つように感じたのは、平成 24年から平成26 年までに言い渡された乗揚海難の裁決 280件の主な原因についてです。漁船及び貨物船では、居眠りが他の主な原因のどれよりも多いのです(漁船・・・52件、貨物船・・・28件)。船上で働くことの過酷さを客観的に物語っているような気が致します。