衝突事故の特徴
本日の話題は、釈迦に説法ですので、手短に致します。 衝突事故に関しては、海技免状や小型船舶操縦免許証を有する者が、その映像・写真を見ると、どちらの船舶(側)に責任があるといえるか、わかってしまいます。複数の関係者に対し、ある衝突事故についてヒアリングを実施しましたが、予想ど...
曳航の難しさ
本日、千葉県犬吠埼南約30キロ沖で、台船を曳航していた引船が転覆したことを伝えるニュースを確認しました。いまだ、お二人が行方不明とのことですが、どうにか無事であってほしいと願っております。 本日のニュースを知り、あらためて「曳航はとても難しいもの」と思い知らされた感が致しま...
運輸安全委員会が調査した船舶事故の統計について
2008年10月に発足した運輸安全委員会が調査した船舶事故の件数についてグラフ化しました(ただし、2007年のデータにつきましては除外しています)。ご参照ください。
引船の転覆について一考察
引船の曳航索の巻揚機が、当該引船の中央付近の甲板上に据え付けられているとします。言うまでもありませんが、引船の推進力は、船底船尾付近で発生します。 鉛筆を引船に例え、このことを再現してみましょう。 鉛筆の中央付近を右手人指し指と親指で挟みます。...
船舶バラスト水規制管理条約が2017年9月8日発効します。
昨日、フィンランドが「二千四年の船舶のバラスト水及び沈殿物の規制及び管理のための国際条約」(船舶バラスト水規制管理条約)を批准したことにより、同条約の批准国数は52ヶ国、批准国に登録されている商船船腹量の合計は35.1441%となりました。...
英文表記(船舶)
2015年1月8日、大黒ふ頭に入港していた自動車運搬船の雇止・雇入届出をしました。乗組員は全員外国人でしたので、海員名簿、船員手帳に記載されている役職が英文である方も見かけました(勿論、雇入契約書は全ての方のものが全部英文でした)。...